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アジア民族の心ふるわせる竹の作品群 「松本秋則 オトノフウケイ」 (1/4ページ)

2015.4.6 09:10

3階「Sound_Theater」影絵の裏側=2015年3月20日、神奈川県足柄下郡箱根町(原圭介撮影)

3階「Sound_Theater」影絵の裏側=2015年3月20日、神奈川県足柄下郡箱根町(原圭介撮影)【拡大】

  • 1階「Sound_Forest」の竹の林=2015年3月20日、神奈川県足柄下郡箱根町(原圭介撮影)
  • 造形作家、松本秋則さん=2015年3月20日、神奈川県足柄下郡箱根町(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 竹で作られた不思議な形のオブジェから、どこか“懐かしい”音が響き渡る-。彫刻の森美術館(神奈川県箱根町)で開かれている「松本秋則 オトノフウケイ」は、自然とともに生きてきたアジア民族のDNAを呼び覚ますようなインスタレーションだ。その魅力に浸ると、時がいつもより、ゆっくり流れ出す。

 どこか懐かしい

 オブジェは竹と和紙などで作られている。風車、風鈴、チョウチョ、飛行機、時計…。何かに似た形だが、どれも見たことのない面白さ。松本氏によれば「作っていると、『こっちに曲がりたい』って、竹が教えてくれる」そうだ。約30年のキャリアで作ってきたオブジェは約300種類に上る。そのうち今回は、約100点を展示している。

 そして、このオブジェたちが奏でる音もさまざま。空気を通して笛のようにヒューヒュー鳴ったり、ぶつかってカンカンと高い音を立てたり、キーキーこすれあったり…。音は調和すると思えば、けんかをして、どこにもない奇妙で、どこか懐かしい音楽を生み出している。

音と視覚結びつけ

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