2015.3.11 16:00
村上由美著の『ことばの発達が気になる子どもの相談室 コミュニケーションの土台をつくる関わりと支援』(明石書店、1600円+税)は、子供の言葉の遅れに悩むお母さん、お父さんだけでなく支援者にも一読してもらいたい良書。
自身も3歳まで言葉を話さなかった発達障がいの当事者であり、言葉の支援のプロである言語聴覚士として活躍する著者が、子供の言葉の発達に関するさまざまな疑問や悩みに、豊富な経験を生かし事例を挙げて具体的に答えてくれる。すぐに結果が出なくても「働きかけ続けることが大事」という教えには説得力がある。(一般社団法人「Get in touch」編集部/SANKEI EXPRESS)