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シンプルにじっくり味わうすっぽん鍋 大市 (3/4ページ)

2015.2.22 15:30

ぐつぐつと煮えたぎるすっぽん鍋。コクのあるスープも飲み干したくなる=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)

ぐつぐつと煮えたぎるすっぽん鍋。コクのあるスープも飲み干したくなる=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 餅の入ったすっぽん雑炊。香の物の千枚漬けと相性がいい=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 針ショウガが載った「すっぽん肉のしぐれ煮」。しょうゆの香りが食欲をそそる=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • いけすには常時50匹がスタンバイ。冬眠中は脂がのるそうだ=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 苦み走ったすっぽんの生き血。通好みの一品だ=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • デザートの「せとか」。甘みが凝縮されている=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 「お客さんも何代にもわたってファンになってもらえたら」と話す青山佳生さん=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 大・小客室は家族やグループによって使い分けができる=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 風情ある木造家屋は330年の歴史を刻む=2015年2月6日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)

 通好み「生き血」

 「よそにはないものを…と心がけている」(青山さん)というこの日のデザートは、ミカン科の柑橘類「せとか」。薄い皮を剥いて頬張ると、ミカンに比べると甘さがぎゅっと凝縮されたような味わいだ。

 通好みのすっぽんの生き血はコースメニューには含まれないが、注文があればワインで割ったりせずにそのまま提供する。苦み走った味だが、一気に飲み干すのが流儀だとか。

 大市で提供されるすっぽんは全て浜名湖産。いけすには常に約50匹がスタンバイ。冬眠中は砂の中に潜り込んでいるが、身に脂がのって美味だ。

 文化人に愛され

 大市が登場する作品は「暗夜行路」(志賀直哉)、「古都」(川端康成)、「京まんだら」(瀬戸内晴美)…など枚挙に暇がない。文壇をはじめ政財界の人々に愛されてきた歴史がある。苔むす庭には松や椿、槇などが植えられ、伝統ある木造家屋に彩りを添える。

すっぽんの骨粉を配合した焼き菓子

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