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朝日新聞 報道の誤り認め撤回 木村社長 辞任を示唆 (1/4ページ)

2014.9.12 10:25

「吉田調書」報道に関する記者会見で、質問に答える朝日新聞社の木村伊量(ただかず)社長=2014年9月11日午後、東京都中央区築地(川口良介撮影)

「吉田調書」報道に関する記者会見で、質問に答える朝日新聞社の木村伊量(ただかず)社長=2014年9月11日午後、東京都中央区築地(川口良介撮影)【拡大】

  • 吉田調書と朝日新聞報道の対比=2014年9月11日夜
  • 吉田調書と朝日新聞報道の対比=2014年9月11日夜
  • 東京電力福島第1原発で記者団の質問に答える吉田昌郎(まさお)所長(中央)=2011年11月、福島県(共同)
  • 福島第1原発で6基、福島第2原発の4基を加えて、東京電力は福島県内に10基の原発を抱える=※警戒区域は2012年10月21日現在
  • 「慰安婦問題どう伝えたか_読者の疑問に答えます」と題した2014年8月5日付の朝日新聞紙面(矢島康弘撮影)
  • 慰安婦を「性奴隷」と位置付け、日本政府に謝罪や賠償を勧告した1996年の国連報告書(クマラスワミ報告)を作成したスリランカの女性法律家、クマラスワミ元特別報告者=2014年9月2日、スリランカ・コロンボ(共同)

 朝日新聞は11日夜、東京都中央区の東京本社で記者会見し、東京電力福島第1原発所長として事故対応にあたった吉田昌郎(まさお)氏=昨年7月、58歳で死去=が政府事故調査・検証委員会の聞き取りに答えた「聴取結果書」(吉田調書)に関し、「所長命令に違反、原発撤退」と報じた記事の誤りを認め、撤回するとともに謝罪した。さらに、「慰安婦」問題についても訂正の遅れを謝罪し、おわびした。

 木村伊量(ただかず)社長は自らの進退について、「編集部門の抜本的改革のおおよその道筋をつけた上で、速やかに進退について判断する」と辞任を示唆した。

 誤りの原因について、木村社長は「調書を読み解く過程で評価を誤った。表現を取り消すとともに、読者のみなさまとともに、東電のみなさまに深くおわび申し上げます」と述べ、報道部門の最高責任者である杉浦信之取締役編集担当の職を解くことを明らかにした。

 朝日新聞は吉田調書を入手したとして5月20日付朝刊で、「東日本大震災から4日後の2011年3月15日朝に、第1原発の所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ離れた福島第2原発へ撤退した」と断じた。そのうえで、「東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた」「葬られた命令違反」と東電の対応を批判していた。

「痛恨の極み」「深くおわび」

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