ボランティアスタッフとして撮影に参加した函館市出身の東京都目黒区のフリーター、斎藤光一さん(33)は「世界に通じる力があるから受賞したと思う。監督はユーモアのあるかわいらしい方で、これからも良い作品を送り出してほしい」と話した。
函館市の工藤寿樹市長は「多くの市民の協力により函館ロケで撮影された。受賞を誇りに思う」とのコメントを出した。(SANKEI EXPRESS)
■モントリオール世界映画祭 1977年に始まった北米最大級の映画祭。83年に「未完の対局」(佐藤純弥監督など、日中合作)、2006年に「長い散歩」(奥田瑛二監督)、08年に「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が最高賞のグランプリを獲得。09年に根岸吉太郎監督が最優秀監督賞、10年には深津絵里さんが最優秀女優賞に選ばれるなど、日本関連作品の評価が高い。(共同)