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「奇跡の日」エボラ感染の米医師ら退院 未承認薬投与、ウイルス検出されず (1/3ページ)

2014.8.23 00:04

8月8日、スイス・ジュネーブでエボラ出血熱感染について記者会見する世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長=2014年(ロイター)

8月8日、スイス・ジュネーブでエボラ出血熱感染について記者会見する世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長=2014年(ロイター)【拡大】

  • エボラ出血熱の感染状況=2014年8月13日現在、世界保健機関(WHO)による。※死者は感染例、疑い例に含まれる。
  • 米ジョージア州アトランタ

 西アフリカのリベリアでエボラ出血熱患者の治療活動に従事し自ら感染した米国人医師、ケント・ブラントリーさん(33)と、医療スタッフのナンシー・ライトボルさん(59)が退院したと、入院先の米ジョージア州アトランタのエモリー大学病院が21日発表した。2人は健康を回復し血液検査でエボラウイルスが検出されなくなり、感染拡大の恐れはなくなった。いずれも臨床試験前の未承認薬の投与を受けていた。

 世界保健機関(WHO)によると、リベリアで投与を受けた医療関係者3人にも回復の兆しが出ている。未承認薬の効果とは断定できないが、有効な治療法がなく猛威を振うエボラの沈静化に光明が見えてきた。WHOも来月(9月)上旬に専門家による会議を開き、治療方法の確立を急ぐ構えだ。

 「2人は最初の被験者」

 「きょうは奇跡の日だ。生きて家族と再会できたことが本当にうれしい。神に感謝したい」

 8月21日に退院したブラントリーさんは病院内で会見し、妻のアンバーさんの手をしっかりと握り、喜びを語った。そして、「西アフリカの人々のためにエボラ出血熱の大流行が終わるよう、これからも祈り続けてください」と訴えた。

未承認薬「ZMapp(ジーマップ)」投与

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