日本でも空前の大ブームを巻き起こした米ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」(原題「Frozen」)で共同監督と脚本を務め、一躍注目を集めたジェニファー・リーさんが、次作でSFファンタジーの名作のアニメ映画化を手がけることがわかった。原作に選ばれたのは、1962年に発刊され日本語訳も出ている「五次元世界のぼうけん」(原題「A Wrinkle in Time」)。主人公の少女と弟が行方不明になった物理学者の父親を捜すため、時空を越えて旅をする物語。アナ雪で、従来のディズニー的価値観をことごとく覆したリーさんの新たな挑戦に世界中がワクワクしている。
米児童文学の代表作
「30年以上にわたり、この本を愛し続けてきました。この(アニメ映画の)脚本を書くことは、私にとって世界を作り出すことを意味します」
リーさんは、自らのツイッターに、次作への意気込みをこうつづった。
米ハリウッド業界紙デーリー・バラエティーなどによると、アナ雪に続き、ディズニーとのコンビでアニメ映画化されるが、公開予定のほか、リーさんが監督を務めるかどうかも不明という。ただ、すでに脚本の執筆に取りかかっているのは間違いなさそうだ。