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愛しのラテンアメリカ(14)ペルー 印象一変 肌で感じた貧困の存在 (1/4ページ)

2014.8.4 18:15

山の斜面に並ぶ家々。新市街と旧市街の風景はとても異なる=ペルー・首都リマ(緑川真実さん撮影)

山の斜面に並ぶ家々。新市街と旧市街の風景はとても異なる=ペルー・首都リマ(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 湖上から見たウロス島=ペルー・ティティカカ湖(緑川真実さん撮影)
  • ティティカカ湖畔で食事を楽しむ女性=ペルー・プーノ(緑川真実さん撮影)
  • 島を構成する資材になっている水生植物で遊ぶ子供たち=ペルー・ティティカカ湖のウロス島(緑川真実さん撮影)
  • ティティカカ湖畔の街プーノとウロス島間のボートを操縦する先住民の女性と息子。仕事時も民族衣装を着用したままだったが、特に動きにくそうなことはなかった=ペルー(緑川真実さん撮影)
  • 観光ボートで一緒になったペルー人の子供=ペルー・ティティカカ湖(緑川真実さん撮影)
  • ペルー・ティティカカ湖

 広大な太平洋を望むように建つ、曲線を描く大型の商業施設。沈みゆく夕日が色彩を織りなす夕空。子供たちは原っぱの遊具でまだ元気よく遊んでいる。夕暮れ時のペルーの首都、リマ。新市街のミラフローレス地区は、平穏な雰囲気に包まれていた。

 高層ビルが立ち、片道4車線の自動車専用道路をさっそうと車が走り、カジノがにぎわう。潮風を感じるこの街は、素朴な印象だったペルーのイメージを一変させた。でも、浮かれていたのもつかの間。滞在日数を重ねるうちに、リマのもう一つの顔も垣間見ることになった。

 大聖堂や教会、修道院など植民地時代の荘重な建造物が並ぶ旧市街のはるかかなたを眺めると、木が一本も生えていない乾いたはげ山の斜面に、カラフルな色のバラックが身を寄せ合うようにひしめき合うのが目に入る。貧困がすぐそこに存在することを想起させる。昼間でも薄暗く、手頃な食堂が繁盛しているような路地を歩くと、旧市街のあまりよろしくない治安は肌で感じることができる。

「50年後に島民はいないだろう」

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