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宇宙の目で温暖化監視 CO2発生源など地図化 (1/3ページ)

2014.7.4 00:03

 米航空宇宙局(NASA)は7月2日、地球温暖化の主な要因とされる温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を観測する衛星「OCO-2」の打ち上げに成功した。大気中のCO2濃度を正確に測定したり、植物がCO2を吸収し光合成を行う際に発する肉眼では見えない光をセンサーで宇宙から感知したりできる。CO2が地球上のどこで発生し、その後、植物や海、土壌などに吸収されるメカニズムを解明。発生源と吸収源を地図化し、CO2の排出量削減に活用する計画だ。

 NASA、打ち上げ成功

 「気候変動への対策は、われわれの世代がやらねばならない挑戦である」

 NASAのチャールズ・ボールデン長官(67)は2日、NASAとしては初となるCO2観測衛星の打ち上げの意義を強調。地球科学部門の責任者マイケル・フレイリック氏も「今回の挑戦的なミッションは、タイムリーかつ重要なものだ」と、喜んだ。

 OCO-2(軌道上炭素観測衛星2)は、米カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から「デルタ2」ロケットに搭載されて打ち上げられ、軌道に投入された後、太陽電池パネルも開いた。NASAは同種の観測衛星の打ち上げに2009年と11年に失敗しており、ようやく悲願をかなえた。

大都市ごとに測定可能

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