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【ブラジルW杯】地元も恐れる「毅然カード」 W杯開幕戦、西村主審が笛 日本人でトリオ (1/3ページ)

2014.6.12 00:00

W杯南アフリカ大会の準々決勝ブラジル-オランダ戦で毅然とした態度でレッドカードを示す西村雄一主審=2010年7月2日、南アフリカ・東ケープ州ポートエリザベス(ロイター)

W杯南アフリカ大会の準々決勝ブラジル-オランダ戦で毅然とした態度でレッドカードを示す西村雄一主審=2010年7月2日、南アフリカ・東ケープ州ポートエリザベス(ロイター)【拡大】

  • 2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む
  • 2014年W杯ブラジル大会の開催都市=※緑色の丸は日本代表がグループリーグを戦う都市
  • 2014ブラジルW杯サッカー、日本の1次リーグ日程<確定>=緑色の数字は最新FIFAランキング、日本は48位(2013年12月7日現在)。開始時間は予定
  • 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(サッカー)の公式マスコット「フレコ(Fuleco)」。フレコはポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロを採用した。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会が6月12日(日本時間13日)、日本人の主審が吹く笛で開幕する。サンパウロで行われる地元ブラジルとクロアチアの開幕戦の審判団が、西村雄一主審(42)と相楽亨(さがら・とおる、37)、名木(なぎ)利幸(42)の両副審で組む日本人トリオに決まった。地元では、前回のW杯南アフリカ大会でブラジルが敗れた準々決勝で自軍選手に一発退場のレッドカードを出した西村主審との因縁を恐れる声も。その毅然(きぜん)とした判定は世界に知れ渡っており、W杯全体の判定に大きな影響を及ぼすとされる開幕戦の主審の重責を担うことになった。

 「3人のコミュニケーションの良さを生かし、選手も観客も満足できる判定をしたい」。西村さんに臆するところはない。

 西村さんと相楽さんは2010年南アフリカ大会でもコンビを組み、4試合を担当した。名木さんは今大会が初参加。W杯の審判団は、原則的に対戦チームの所属する大陸連盟以外から選ばれる。日本人が開幕戦で主審を務めるのも、トリオでW杯の試合を仕切るのも初の快挙だ。

ブラジル選手に退場

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