それを購入していたのがタイ最大の食品会社「チャルーンポーカパン(CP)フーズ」。タイ最大のコングロマリット(複合企業体)「CPグループ」の食品部門として、年商330億ドル(約3兆3000億円)を誇り、総輸出量50万トンといわれるタイ産エビの約10%を担っている。
CPフーズの担当者は、ガーディアンに対し、過酷な労働によって獲られた魚であることを知っていたと認めた上で、「金もうけのために行われてきたことは明らかなので、解決したい」とコメントした。
日本でも流通か
CPフーズの取引先には、米国のウォルマート・ストアーズやコストコ、フランスのカルフール、英のテスコという世界4大スーパーが名を連ね、日本の大手もCPフーズの養殖エビを販売しているとみられる。