2年前に発売したプログレッシブロック作品を弦楽四重奏で演奏した「21世紀の精神正常者たち」が大好評だったモルゴーア・クァルテット。このほど、第2弾の「原子心母の危機」(コロムビア)が発売された。
プログレッシブロック(プログレ)は1960年代後半、イギリスで生まれた。クラシックやジャズなどさまざまな要素を取り込んだプログレッシブ(先進的)なロック。
大のプログレ・ファンでアルバムの選曲を行った第1バイオリンの荒井英治は「小学校高学年から70年代は一番ロックのLPを買っていました。クラシックより面白かった(笑)。プログレはクラシックや民族音楽などいろいろな要素が入っており、変化に富んでいます。今でもファンが多い。一時の流行ではなく、時代を超えてくぐり抜けてきた音楽の強さを持っているからこそ、エレキギターを使わなくても弦楽四重奏で曲として成り立つのです」と話す。