【まぜこぜエクスプレス】大好きな人と一緒に生きる

　今年４月、米国の女優、ジョディ・フォスターさんが、女優でフォトグラファーのアレクサンドラ・ヘディンソンさんと結婚したニュースが世界を駆けめぐった。２００１年にオランダが世界で初めて同性同士の結婚を認める法律を施行してから、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、アルゼンチン、カナダ、ウルグアイ、南アフリカ、ニュージーランドなどが相次いで同性婚を合法化。米国でも昨年（２０１３年）６月に、最高裁判所が同性愛のカップルにも男女間の結婚と同じような権利を認めるべきだとの判決を言い渡した。

　日本では現在のところ、同性婚は法的に想定されていない。ＬＧＢＴのカップルに立ちはだかる壁は大きいが、少しずつ壁を崩す試みも始まっている。

　昨年（２０１３年）３月には、元タカラジェンヌの東小雪（ひがし・こゆき）さんと恋人の増原裕子（ますはら・ひろこ）さんが、東京ディズニーリゾートで挙式を行い話題となった。その舞台裏は２人の著書『レズビアン的結婚生活』（イースト・プレス　１０００円＋税）に描かれている。東さんは自身のブログに「『一緒に生きていきたい』と思うことに、同性も異性も関係ありません」とつづっている。彼女たちの挙式に勇気づけられた人は少なくないはずだ。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）