韓国のサムスン電子が、自社のスマートフォンを使った有名人による「自分撮り(セルフィー)」を仕組み、宣伝に利用しているとして批判を浴びている。3月に行われた米アカデミー賞の授賞式で司会者がスターたちとパチリ。4月にはホワイトハウスを訪問した米大リーガーのスター選手がバラク・オバマ大統領(52)とツーショットの自分撮りを行った。写真はネットにアップされ、世界中の人が共有し大きな宣伝効果を生んだ。ところがサムスンが自分撮りや投稿の方法をレクチャーしていた“やらせ”が発覚。ホワイトハウスを激怒させる事態となった。
ホワイトハウス激怒
「ホワイトハウスは大統領の肖像を商用目的で利用する試みには反対だ。今回のケースも、もちろん異議を唱える」
ホワイトハウスのジェイ・カーニー大統領報道官(48)は4月3日の会見で、強い不快感を表明。法務担当部門が調査に乗り出すと示唆した。