サイトマップ RSS

「2番じゃダメ」 激しい研究費争奪 捏造、改竄 相次ぐ科学論文の不正 (1/5ページ)

2014.3.23 10:50

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)

ノバルティスファーマの降圧剤の臨床研究でデータ操作が明らかになり頭を下げる慈恵医大の関係者ら=2013年7月30日、東京都港区(大西史朗撮影)【拡大】

  • 東大政策ビジョン研究センターの教授による私的流用問題で謝罪する大学関係者=2013年7月25日、東京都文京区(大里直也撮影)

 東大で発覚した研究論文での写真の大量捏造(ねつぞう)、製薬会社ノバルティスファーマの治療薬をめぐるデータ改竄(かいざん)事件…。科学研究の現場での不正が後を絶たない。理化学研究所などのチームが発表した「STAP(スタップ)細胞」に関する論文も「重大な過誤」が発覚し、日本の科学研究への信頼が揺らぎかねない状況だ。「真理」を追究すべき科学の世界で、不正やずさんな行為がなぜ横行してしまうのだろうか。

 「不正については大学の調査が続いており、コメントできない」。東大の元研究員は取材に堅く口を閉ざした。

 東大分子細胞生物学研究所の元教授らが1997~2011年に発表した論文に不正な画像データが使用されていた問題。東大が昨年(2013年)12月に発表した中間報告によると、不正画像は51本の論文の計210カ所で使用され、43本は撤回、8本は訂正が必要だとした。画像編集ソフトを使って写真を合成したり、過去の研究で使った画像を使い回したりしていたという。

 しかし、調査では不正を行った研究者の特定には至らず、動機も解明されないままだ。

基礎研究の世界 「Publish or Perish」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ