【ソチ五輪】平野歩夢　大舞台に会心の軌跡 (1/3ページ)

　□ＳＯＣＨＩ　ＯＬＹＭＰＩＣＳ

　ソチ冬季五輪第５日（２月１１日）は、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢（あゆむ、バートン）が９３．５０点で銀、平岡卓（たく、フッド）が９２．２５点で銅の今大会日本勢初メダルを獲得した。１５歳２カ月の平野は冬季五輪で日本の最年少メダリストとなり、スノーボードで日本に初メダル。ユーリ・ポドラドチコフ（スイス）が勝ち、３連覇を狙ったショーン・ホワイト（米国）は４位だった。

　新種目のノルディックスキー・ジャンプ女子で、今季ワールドカップ（Ｗ杯）１３戦１０勝で１７歳の高梨沙羅（さら、クラレ）は合計２４３．０点の４位入賞にとどまり、メダルに届かなかった。１９歳の伊藤有希（ゆうき、土屋ホーム）は７位入賞。１７歳の山田優梨菜（ゆりな、長野・白馬高）は７８メートル、６４．５メートルの１１５．７点で３０位。

　カリーナ・フォクト（ドイツ）が１０３メートル、９７．５メートルの２４７．４点で冬季五輪初代女王に輝いた。２位はダニエラ・イラシュコ（オーストリア）、コリーヌ・マテル（フランス）が３位につけた。昨季の世界選手権覇者で、昨年（２０１３年）８月の右膝の大けがから今大会で復帰したサラ・ヘンドリクソン（米国）は２１位に終わった。

冬季五輪　日本勢最年少のメダリストが誕生