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みそ作りに挑戦 受け継がれる「わが家の味」を育てる 料理研究家 藤野嘉子さんに聞く (1/5ページ)

2014.1.7 18:55

「手前みそ」で作った味噌汁は体中に染み渡るようなやさしい味わい

「手前みそ」で作った味噌汁は体中に染み渡るようなやさしい味わい【拡大】

  • <みそ作りに挑戦>__材料は(写真奥から時計回りに)乾燥大豆400グラム、塩160~200グラム(なるべく天然塩)、酒かす200グラム(練りかすでも可)、米こうじ400グラム(乾燥・冷凍でも可だがなるべく生こうじ)。できあがりは1.5~1.7キログラムとなる。
  • <みそ作りに挑戦>__(工程1)大豆は、汚れを取り水洗いし、3倍の水に一晩つける。
  • <みそ作りに挑戦>__(工程2)戻し汁ごと鍋に入れ、手でつぶれるぐらいまで柔らかく茹でる。ほんの少量の重曹を加えると早く柔らかくなる。
  • <みそ作りに挑戦>__(工程3)こうじは柔らかく手でほぐし、塩とあわせる。むらがなくなるまでよく混ぜる(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程4)大豆をゆで汁と分け、大豆のみフードプロセッサーにかける。ゆで汁は取っておく(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程5)粒が半分ぐらいなくなったら酒かすを入れ、さらに混ぜる。粒がほとんどなくなるまでペースト状にする(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程6)ゆで汁(ぬるいぐらいの温度)を加えて堅さを調整する。握って指の間から出るぐらいになればOK(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程7)みそを200~300グラムごとに分けて丸める(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程8)空気を抜くため、高い場所からたたきつけるようにみそ玉を容器に入れる。手をグーにして、容器の壁に押しつけるようにして詰める。これを繰り返す(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(工程9)ふちについたみそを、アルコールをふくませたキッチンペーパーで拭き取る(塩塚夢撮影)
  • <みそ作りに挑戦>__(完成)表面をならしてラップで抑える。フタをして冷暗所に保存する。
  • 料理研究家、藤野嘉子さん=2013年12月13日(塩塚夢撮影)
  • 料理研究家、藤野嘉子さんが監修した「みそ汁をもっと美味しく!かんたんレシピ」(世界文化社、1365円)は、季節の素材を使った味噌汁や定番小鍋料理など、39レシピを収録(提供写真)
  • クルッと回して簡単に1人前を計量できるみそマドラー(提供写真)

 昨年(2013年)末に世界無形文化遺産に「和食」が登録されるなど、日本の伝統的な食生活が改めて注目を浴びている。和食に欠かせない調味料といえば「みそ」だが、実は簡単に手作りできる。今年は手間と時間を注いで作る「手前みそ」で、時を超えて受け継がれる「わが家の味」への一歩を踏み出そう。

 「みそは基本調味料の中で、唯一手作りできます。何でも買える時代ですが、あえて自分で作って1年間みそを育てることを楽しむ。そんな『尊さ』をみそ作りを通して感じてもらえれば」。こう話すのは、料理研究家の藤野嘉子さん。雑誌やテレビなどで活躍する傍ら、7年前から手作りのみそ教室を毎年開催している。

 うまみが濃厚

 みそを仕込む時期は、毎年1~2月。気温が低いため、ゆっくりと発酵していくためだ。また、素材である大豆が、この時期は軟らかいということもある。約半年間熟成させると、ようやく食べられるようになる。カビがはえたら取り除き、たまに上下をひっくりかえし…。手間ひまかけて育てあげた「手前みそ」は大事に使いたくなる。「お世話といっても、ぬかみそよりはラクです。ずっと見守るので、本当にかわいいですよ」

手作りみそは菌が生きている

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