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新春インタビュー 「どーした どーした」作家 天童荒太さん、荒井良二さん(2-2) (1/5ページ)

2014.1.5 12:31

絵本「どーした_どーした」(天童荒太・文、荒井良二・絵/集英社、1575円、提供写真)

絵本「どーした_どーした」(天童荒太・文、荒井良二・絵/集英社、1575円、提供写真)【拡大】

  • 荒井良二さん(左)と天童荒太さん。意外な組み合わせの2人が、未来へ送るとっておきの物語を生み出した=東京都千代田区(大山実撮影)
  • 絵本「どーした_どーした」(天童荒太・作、荒井良二・絵/集英社、1575円)の一場面。ゼンは知らない人にだって平気で声をかける。公園で泣いている女の子に「どーした?」(提供写真)
  • 絵本「うそつきのつき」(内田麟太郎・作、荒井良二・絵/文溪堂、提供写真)
  • 「パパと怒り鬼」(グロー・ダーレ・作、スヴァイン・ニーフース・絵、ひさかたチャイルド、大島かおり・青木順子訳、提供写真)

 【本の話をしよう】

 ≪シリアスだから、どこかで救いを≫

 形で提示しなければ

 ――今回も、終盤に登場する荒井さんならではのある解釈が、作品の世界観をより豊かにしています。具体的には読んでからのお楽しみなのですが…

 荒井良二さん(以下荒井) あの絵を描いたのは、ある種の救いがほしいな、と思ったからです。子供の視線からすると、あのシーンではあの絵を見たいな、と思うはずだと。絵本を読むという体験は、どこかで救いにつながっていてほしい。

 天童荒太さん(以下天童) ああ、小説でも本当にそうです。基本的には読み手の想像力に託すものだけれど、一般の人の想像力には限界もあるから、あえて形として救いを提示しなければならないときがある。

 スピード感、リズム感

 ――物語そのものは全47ページ。絵本にしてはかなりのボリュームですが、リズミカルな文章と、絵の持つパワーであっという間に読了してしまいます

今回のような作品が絵本として来る、ということに社会としてサプライズしてほしい

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