大王製紙エリエール・レディース最終日は11月24日、愛媛県エリエールGC松山(6442ヤード、パー72)で行われ、森田理香子が1イーグル、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算15アンダーの273で前日からの首位を守って今季4勝目を挙げた。
森田は賞金1800万円を獲得、総額約1億2530万円とし、次週の今季最終戦を残すのみとなった賞金女王争いで、通算11アンダーで7位だった横峯さくらを抜き、約280万円差をつけて再びトップに立った。
≪賞金もトップ≫
森田の底力には、ゴルフの神様もうなるしかない。前週優勝の横峯に奪われた賞金ランク首位に、劇的な勝利で再び返り咲いた。「やりました。勝ちたい気持ちが強かった」。5カ月ぶりとなる喜びの余韻に浸った。
首位では出たが、38と崩れた前半のゴルフに勝てる雰囲気はなかった。パー5の9番は、2打目をバンカーへ。その後もミスが続き、5オン2パットのダブルボギーで後退した。「下手すぎて、びっくりした」と苦笑いはしても、あきらめはしない。師の岡本綾子に学んだ「勝負はバックナイン」を胸に刻んで後半に臨み、10、11、16番をバーディーと盛り返した。