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「半沢直樹」の教育的効果 渡辺武達 (1/4ページ)

2013.10.30 11:30

 【メディアと社会】

 今年の七夕の日からTBS系列で放送されたドラマ日曜劇場『半沢直樹』が、テレビ低迷の時代にあって、久々に好調な視聴率で全10回を終えた。最終回、敵役の大和田常務が土下座して主人公の半沢に自らの非を認め、大和田の平取締役への降格と半沢の他会社への出向が中野渡頭取から命じられる場面は、関東地区で50%を超える視聴率を記録し話題となった。

 銀行の暗部描写

 テレビ界では数字(視聴率)が神様だ。ふだん私たちが利用する窓口からは分からない銀行の暗い部分の描写が視聴者に意外と受けたようだが、そのとばっちりとでもいうのか、引き合いに出されて報道されたのが、みずほ銀行による暴力団融資問題だ。

 お堅いはずの銀行で、暴力団員への融資の対応が超甘だったのだから、頭取以下の幹部が記者会見で頭を下げるパフォーマンスをしても白々しく受けとられる。みずほの佐藤康博頭取が10月28日の会見で、「株主、取引先、関係各社に関して大変な迷惑をかけ…おわび申し上げます」と述べた謝罪も、『半沢直樹』で銀行の暗部を知った視聴者には空々しく聞こえたことだろう。

謝罪会見では、「取引先」としてひとくくり

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