日に日に秋も深まり、家でゆっくりしたくなる季節になりました。だからこそ、自分の家、部屋のインテリアについてはこだわりたくなってしまいます。インテリア=室内装飾品と訳されますが、その歴史は古く、古代エジプト時代や古代ローマ時代には、一部の特権階級が権力誇示の手段として使っていました。一方、一般家庭に装飾のある家具が入って来るようになるのは15世紀のルネサンス時代以降。この時代から彫刻技術が飛躍的に進歩したこともあり、インテリアという概念が一般化したといわれているようです。いつの時代も人々は自分の空間を装飾することで、生活を豊かにしていたのです。
毎週土曜日お昼12時からの3時間、アートやデザインを中心にさまざまなトピックスをお届けする『ATELIER NOVA』(ナビゲーター:クリス智子)では、明日10月26日に“愛しのインテリア”と題して、自分だけの自慢のスペース、部屋作りのポイントなどを探ります。手軽に試せる北欧家具から、お気に入りの小物、思い切ってデザイナーのソファや壁紙まで、さまざまなポイントで、いかに部屋を楽しむかについてご紹介します。ゲストには世界的にも評価され、今、最も注目されるデザイナーの一人、吉岡徳仁が登場。インテリアの今、そして未来について伺います。