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ヒマラヤを撮る 天使の首飾りを彩る「ひだ」 野口健 (1/2ページ)

2013.10.23 20:00

  • エベレスト(標高8848m)、ローツェ(標高8516m)、アマダブラム(標高6812m)、ゴーキョピーク(5360m)、ナムチェバザール(3450m)=ネパール

 静かなヒマラヤを歩いていると、特に感じることがある。それは、「風」だ。日常では、それほど気にしていない空気の流れを、空や音や感覚で敏感に感じる。

 その風が作り出すヒマラヤの神秘が「ヒマラヤひだ」だ。写真はアマダブラム峰。美しいヒマラヤひだが何本も作り出されている。ヒマラヤひだは、風が吹き付けられることによって、氷河が削れ、縦に筋ができる。

 なぜ、等間隔に筋ができるのか、メカニズムは解明されていないらしい。トレッキング中の私はついつい足を止め、太陽の光を浴びて、美しく輝いているヒマラヤひだを眺める。「天使の首飾り」と言われているアマダブラム峰は、いつ見ても美しく、堂々としている。

 何十回もヒマラヤを訪れ、何十回も見た山だが、毎回、その荘厳さにハッとさせられる。

 ≪風の流れが変える山の表情≫

 ヒマラヤ登山を行う際に「快晴無風」を願うのは、登山家として当たり前だ。しかし、カメラを抱え、ヒマラヤの表情を求めてやってきた場合、別の世界を求める。風の流れは、ヒマラヤの表情を刻々と変化させていく。まるで生き物のように。

 エベレストの姿を求め、ゴーキョピーク(5360メートル)に登った。

ヒマラヤで感じる「風」を求めて

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