2013.9.6 17:00
【Campus新聞】
東京が立候補している2020年夏季五輪の開催地が、(2013年)9月7日のIOC(国際オリンピック委員会)総会で決まる。世界中を熱狂させた1年前のロンドン五輪。あの会場は今、どうなっているのだろうか。華やかな大会ばかりが注目されるが、その後の会場跡地の有効活用は、五輪開催地にとって大きなテーマだ。ロンドン大学に留学中の学生記者の岡田万梨恵さん(26)と清水美里さん(23)が、現地からリポートする。
□今週のリポーター:ロンドン大学・ゴールドスミス校 有志学生記者
2012年ロンドン五輪は、ロンドン東部を中心に行われた。この「イーストエンド」と呼ばれる地区は、いわゆるロンドンの下町で、現在は若者やアーティストの街として発展しつつある。また、移民の住人が多く、異国情緒あふれる町として、ロンドンの中でも独特な雰囲気が漂っている場所だ。
現在、オリンピックのメーン会場だった跡地では、「オリンピックパーク」改め「クイーンエリザベス・オリンピックパーク」という複合商業施設の建設が進められている。この施設内には、8000軒の住宅を建てることが計画されており、うち2800軒は選手村で使われていた建物を利用することになっている。