2013.7.16 15:30
せつない中に強さと希望
SPは宮本賢二先生の振付で『佐村河内守のヴァイオリンのためのソナチネ』。宮本先生とは、今までの何曲かでおもしろいものができそうという予感はあった。提案された3曲全てクラシック系だったけれど、SPには新しさが欲しかったから、ザ・クラシック色の強いオーケストラのものは避け、バイオリンを選んだ。せつない中にドラマチックな強さと希望を感じたのが決め手。宮本先生からのアドバイスは「キレイすぎないように。際どい危ない感じを残してほしいから変にこなれないように」。ジャンプ3本のうち後半に2本入れた構成が今までと違う。
エキシビションの1曲は『Time To Say Goodbye』で振付は宮本先生。「ベタに狙うつもりで、こんな感じの…」と僕の思いつきだったけれど、他のポップス系なども考えた結果この曲に落ち着いた。タイトルの印象とは違って、「ここから始まる」という歌詞だからいいなと思った。
ソチオリンピックまでには本当に厳しい現実があり楽観は全くできない。かといって自分を追い詰めすぎず適度なラフさを残しながらやっていきたいと思っている。(構成:フリーライター かしわぎ なおこ/撮影:フォトグラファー 渡辺真一/SANKEI EXPRESS)