福祉や環境、教育などさまざまな社会問題について、民間の収益事業として解決策を提供する「ソーシャル・ビジネス」。日本でも若者を中心に「社会起業家」と呼ばれる、その担い手が増えている。ソーシャル・ビジネス先進国の米国で、日米の学生がともに起業のノウハウなどを実践的に学ぶプログラムが、米スタンフォード大学で行われている。参加した立教大学4年の学生記者、井上慶太郎さん(35)がリポートする。
◇
□今週のリポーター 立教大学 有志学生記者 井上慶太郎さん
≪犯罪者更正・失敗体験… ノウハウ学ぶ≫
(2013年)3月17~30日まで、米サンフランシスコで開催された「ESI(Exploring Social Innovation)」プログラムに参加した。スタンフォード大学に設置されたNPO法人「VIA(Volunteers in Asia)」が提供。さまざまな社会問題に対するイノベーション(解決策)の実例を米シリコンバレーの社会起業家から学ぶなどのカリキュラムが組み込まれており、社会問題解決のプロジェクトを提案していこうという取り組みである。日本からは約30人が参加した。