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ネコ駅長の和歌山電鉄、ホーム時計も「ネコ仕様」

 ネコの駅長で知られる和歌山電鉄貴志川線の和歌山駅(和歌山市)ホームで、つり下げ型の時計が、ネコのような耳やひげを付けた“ネコ仕様”に生まれ変わった。電鉄によると、空前のネコブームの火付け役となり、平成27年に世を去った三毛猫の名誉永久駅長「たま」にちなんだデザインに仕上げた。

 時計は、地元有志らでつくる「貴志川線の未来を“つくる”会」が電鉄の運営開始15周年を記念し、今年7月に寄贈していた。

 寄贈の除幕式で、小嶋光信社長が「耳とひげがあった方がかわいいのでは」とネコに似せた形への“改良”を提案しており、今回実現した。

 直径70センチの時計に、三毛猫のたま名誉永久駅長にちなんで上に黒色と茶色の耳を取り付けたほか、左右にも、それぞれ短い3本の棒を付けてネコのひげのように仕立てた。

 「鉄道の日」の10月14日にあわせて披露。電鉄の担当者は「駅ホームに設置されたつり下げ型の時計で、ネコ仕様は全国初」とアピールした。

 電鉄では19年にたま駅長が正式に就任し、全国的に空前のネコブームが巻き起こり、一時は外国人観光客も急増した。しかし昨年以降のコロナ禍で一転、利用者が減り、厳しい経営環境に直面している。

 電鉄によると、貴志駅(和歌山県紀の川市)のネコ駅長「ニタマ」は「コロナ禍で気分が落ち込んでいる人も多いと思いますが、日本でここしかない時計を見ることで、楽しい気分になってほしいにゃ」と呼びかけているという。

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