教育・子育て

学力テスト、国公私立の98%が参加へ 学校行事と重なり後日実施も

 小学6年と中学3年の全員を対象に27日に実施される文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について、11日時点で国公私立計2万9062校の児童・生徒計約208万2千人が参加することが24日、同省の集計で分かった。後日テストを実施する学校を含めた参加率は、令和元年実施の前回と同じ98・2%。新型コロナウイルス感染拡大に伴う参加校の減少が懸念されていたが、影響はみられなかった。

 学力テストは感染拡大を受けて昨年は中止となったため、2年ぶりの実施。文科省は当日参加できない場合は、教育委員会や学校長の判断で6月末までの実施を可能としており、小学校45校、中学校168校が当日の参加を見送った。

 後日実施校は前回(小学校19校、中学校45校)から大幅に増えた。ほぼ全ての学校が、例年よりテスト実施日が1カ月ほど繰り下げられたことで、遠足や修学旅行などの学校行事と重なったことが理由という。

 後日実施校を含めた参加率の内訳は、国公立が全校(2万8595校)、私立が46・7%(467校)だった。

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