教育・子育て

中学校での「次世代SDGsプログラミング教育」を公開 茨城・つくば市

 茨城県つくば市は、市立高山中学で、「次世代SDGs(国連の持続可能な開発目標)プログラミング教育」の授業を公開した。同市によると、SDGsの観点からプログラミング教育を行うのは全国で初めてだという。(篠崎理)

 プログラミングは、コンピューターへの指示(プログラム)を作成すること。アプリ開発や論理的な思考力養成につながるとして小学校では今年度からプログラミング教育が必修となっている。

 つくば市は、中高生向けのプログラミング教育を手がけているライフイズテック(東京)の教材を使用し10月から授業を開始した。小中学校や義務教育学校計4校をモデル校として、効果などを検証し、市内すべてに広げていくという。

 この日は中学2年生の技術家庭の授業で約30人が参加。生徒全員がパン屋の社長となり、売り上げを伸ばすためのホームページ(HP)を作成するという想定で行われた。

 生徒らはHPに掲示板を作り、店と客の双方向で情報をやり取りすることや人気のパンの焼き上がり時間などをプログラミングしていた。

 授業の中で柳田誉之(たかし)教諭は「お客さんが買わないパンは処分されることになり、『つくる責任』『つかう責任』という持続可能な消費と生産パターンを確保するSDGsの考えにもつながる」と話した。

 木村瑛人(えいと)さん(14)は「自分でパソコンを使って検索したときに、『こういう仕組みだったんだ』ということを理解し、身近なところにプログラミングを感じることができた」と話していた。

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