明日から10月、衣替えの季節です。肌寒くなってくると、暖かい洋服を買いたい衝動がムクムクと湧き上がります。でも、クローゼットにはすでにたくさんの洋服が入っていますよね。
そこで活用したいのが、洋服の管理アプリです。基本的には手持ちの洋服の画像を登録して、アプリ上でクローゼットの中を一覧できるようにするものです。自分好みの洋服は傾向が決まっていて、似たようなものを買ってしまいがち。買い物をするときに持っている洋服をチェックできれば、ムダ買いを防げます。手持ちの洋服とのコーディネートを考えて購入すれば、効率よく買い物ができます。
私が注目しているのが、「JUSCLO(ジャスクロ)」というアプリです。バッグ、シューズ、アクセサリー、アウター、トップス、ボトムスなどが、小物を含めて登録でき、アイテム別に利用回数、最終利用日、購入価格、コストパフォーマンス(購入価格を利用回数で割った金額)が表示されます。確かに、何度も着ている洋服とあまり出番のない洋服の傾向が分かれば、次の買い物に生かせますね。
カレンダー機能にその日のコーディネートを登録しておけば、履歴が残り、見返せます。また、アイテムの総資産額を算出する機能もあり、どのくらいの金額を洋服に使ったかが一目瞭然。不要なブランド品を瞬時に査定してくれる機能も。
「家族の洋服整理」というアプリは、家族一人一人のクローゼットを設定できるので、夫婦それぞれと子供ごとに分けて管理することが可能です。
洋服の管理アプリはいくつもあり、それぞれ使い勝手が違います。実際に登録してみて、自分が使いやすいものを選ぶといいでしょう。
手持ちのアイテムを登録する手間がかかるのが難点ですが、今日着たアイテムから始めるといいかもしれません。全部登録するのが面倒なら、これをきっかけに洋服を整理して、絶対残すものから登録していくという方法もあります。(マネーライター 生島典子)