3大特徴は創造性・サイエンス・体験
GGISでは、STEAM教育には3つの特徴があると考え、オリジナルの教育プログラムを組んでいます。
- 1. Arts教育→無限大に広がる創造力を伸ばす
- 2. STEM教育→オムツを履いている子もサイエンスに挑戦
- 3. Experience→アート×体験、サイエンス×体験
しかし保護者がSTEAM教育の価値やGGISの方針を理解したところで、実際に通うのは小さなベビーたちです。ご想像の通り、赤ちゃんに、プログラミングだ、サイエンスだ、エンジニアリングだ、といくら言っても興味を持てません。そのため、0歳から3歳頃まではArtに重点を置きます。年齢が上あがるにつれてプログラミングや算数などよりアカデミックな学習にシフトします。
今回GGISでの実践例を紹介するのは、3つの特徴のうち、「Arts:創造性を養う教育」です。写真をご覧いただきながら、銀河を超えて? 無限大に広がる創造性をどう育成しているかをご紹介します。
アートは創造性発揮の原点
ベビークラスは、ブラシを持って、絵の具の感触や塗り方を練習します。自分の体よりも大きなキャンバス(段ボール)に、ペンキ塗り職人になった雰囲気で大胆に塗っていきます。お洋服が汚れてしまうことも多々ありますが、ご理解のある保護者に感謝です(笑)。クリスマスツリーの絵を描きたいときは、モミの木の葉っぱに見立てて、手形のペイントでデザインをペタペタと塗っていきます。
少し上の学年…と言ってもまだまだ幼い3歳児ですが、色の組み合わせでどんな新しい色ができるのかを研究します。赤と青を混ぜると、どんな色になるのか、黄色と赤を混ぜると自分が好みの色が新しく生まれるのか。生徒たちは、色の持つ不思議さに出会います。さらに上の学年になると、同じ色を学習するためですがiPadを取り入れます。
ハロウィンの季節になると、街中に、カボチャをくり貫いて「カボチャのお化けランタン」が登場しますよね。カボチャをくり貫くことを「パンプキンカービング」と言いますが、GGISでは生徒たちがその作業を行います。小さなクラスは、カボチャの中のタネを取り除く作業をします。少し大きな学年になると、ナイフなどを使ってくり貫いていきます。
さらに、そのカボチャの種を植えて、植物が種から育っていく過程を感覚と先生からレッスンでなんとなーく頭に入れておきます。この時点では、細かいことは記憶しなくて問題ない! 必要になったときに、「楽しかった思い出」として引き出しにしまっておき、記憶に刻まれていれば十分です。これも創造性を発揮する授業の一つです。