節約家計簿

やってしまった夏の予算超過 “9月からの3カ月”でカバーを

 今年の夏休みは旅行費、レジャー費などの特別支出をどのくらい使いましたか? 普段の月より、外食費も含めた食費が多めでしょう。猛暑になるのが遅かったとはいえ、電気代もかさんでいるはずです。

 特別支出に加え、8月の家計支出は他の月に比べて多くなるのが一般的。貯蓄を取り崩して、生活費に充てるご家庭も少なくありません。そこで8月の支出が多かったご家庭は、9月から11月の3カ月で取り戻しましょう。再び特別支出が増える年末年始に備えて、やりくりを強化しておくのです。

 たとえば食費の予算。通常よりも1割程度、減らすのを目標にしてはいかがでしょうか。食費を抑える=買う量を減らすわけですから、ストック品の整理がおすすめ。乾物類で1品作ったり、小麦粉でお好み焼きなどの主食を作ったりと、ストック品を活用しながら在庫を減らしていけると理想的です。

 日用品については、増税後の軽減税率の対象にならないため、そろそろ買いだめを考えるご家庭もあるでしょう。同じ商品なのに10月以降は税金分だけ高くなるわけですから、買いだめしたくもなりますが、トイレットペーパーなどの紙類は2パック多めに買う程度に。価格300円だとして、1パックの値上げの影響は6円です。他の買い物をひとつあきらめることでカバーするほうが現実的です。

 夏服のバーゲンが増えますが、洋服を買いに行くときは、着ない服を先に処分してからがおすすめ。あまり着なかった洋服を認識しておくと、同じような買い物を避けられるからです。被服費は年末年始までの4カ月の総予算で考えてみましょう。ひと月の被服費予算が1万円なら、4万円の予算内で年末までに購入したいアイテムを考えるのです。1万円ではオーバーしてしまう洋服や靴なども、4万円使えると考えれば買いやすくなるはずです。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

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