節約家計簿

手数料が安い「ネット証券」で口座をつくる

 「老後2000万円問題」から端を発し、老後の資金作りを始める機運が高まっています。老後資金の積み立てを始める際は、銀行の定期預金でもいいですが、現在のメガバンクの定期預金金利は0.01%。100万円を1年間預けても100円にしかなりません(税引き前)。これから積み立てを始めるなら、投資信託のほうが有望でしょう。もちろん、増えるばかりではなく、減る可能性もある商品です。

 個人で投資信託や株などの投資商品を買う場合は、手数料が安いネット証券を選ぶのが合理的。ネット証券への口座開設は、銀行と違ってハードルが高いと感じる人が多いため、手続きの仕方をご紹介します。口座を開くだけなら無料です。

 まず、口座を開きたいネット証券のホームページのトップ画面から「口座開設」のボタンをクリックします。口座開設に必要な名前や住所などの情報を入力します。その際、「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」から、口座の種類を選びます。「特定口座(源泉徴収あり)」は、取引報告書を発行してもらえて源泉徴収もされるので、自分で確定申告をせずにすみます。

 その後、口座を開設するにあたっての規約に同意し、本人確認書類を提出します。以前は、運転免許証などのコピーを郵送していましたが、最近はスマートフォンで撮った画像をネットで送れるようになり、口座開設の時間が短縮されました。後日、郵送されるログインIDとパスワードを使ってログインして、初期設定を行います。

 開設した証券口座に入金するには、(1)ATMや銀行口座から振り込む方法(2)提携しているインターネットバンキングから振り込む方法-があります。(2)の方が手数料が無料で口座への入金の反映が早いのでおすすめです。入金したお金で投資信託の積み立てなどを行いましょう。(マネーライター 生島典子)

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