節約家計簿

大型連休後の引き落としは残高不足に要注意

 今日で大型連休が終わります。遠出した方も、自宅でゆっくりと過ごした方も、明日から通常の生活に戻ります。

 大型連休が終わることで気にすべきは、クレジットカード決済などの口座引き落とし。大型連休に支払日が含まれるカードの場合、実際の引き落としは明日になる例が多いからです。

 クレジットカード決済の代金だけではなく、口座から引き落とされている生命保険料や個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の掛け金なども、大型連休中に引き落とし日があれば、明日、まとめて引き落とされます。まとまった金額が口座から一気に引き落とされますので、残高不足にならないように、今日のうちに総支払額を計算することをおすすめします。

 残高不足が原因でクレジットカードの支払いができなかった場合、再度引き落としがかかりますが、カードごとにルールが異なります。翌日以降、毎営業日に引き落としが行われるカードと、次回の落とし日が決まっているカードがあります。

 大型連休中に予定を超える支出があったりして、次の引き落とし日にも支払いができそうにないと思ったら、連休後すぐ、カード会社に電話して、支払い方法を変更しましょう。引き落とし前なら、毎月の締め切り日まではインターネット上で申し込みできるのに対し、引き落としができなかった後の返済方法の変更は、ネットではできないのが一般的。放置すると、電話での問い合わせがきますし、督促状が届く可能性もあります。支払いの相談は先送りせず、一日も早くすべきだと思います。

 クレジットカードの支払い以外にも、大学が学費の納入期限を大型連休明けに設定している例もあります。いずれにしろ明日は金融機関の窓口がとても混むはずですので、ネット取引をできる口座があれば、お子さんの名前とともに納付書記載の個人番号を打ち込むことで、金融機関に行かずに支払えます。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

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