受験指導の現場から

理科系学部・学科への進路選択のポイントはここ! 中・高一貫校は有利か?! (1/5ページ)

吉田克己
吉田克己

 【受験指導の現場から】 受験シーズンは過ぎるのも早いもので、本連載も4回目となった。そこで、年度も改まったところで、今回は少しレンジの長いテーマについて考えてみたい。

 じつは、この原稿を書き始めた直後、「小学5、6年に教科担任制、中教審に諮問へ」という報道を目にした。同記事には、「高校教育では、とくに普通科で文系の生徒が大学入試に不要な理系科目を勉強しようとしない現状があるため、文系と理系の枠組みを超えた教科横断的な教育を推進する」とある。

 まさに、筆者の日頃の問題意識に応えるものにもなっており、「我が意を得たり」といったところである。

 一方、ひと昔もふた昔も前から、「理科系のほうが就職に有利」と巷間言われ続けていることもあり、「できれば理科系に進んでほしい」と考えている親は少なくはないだろう。

 では、子供の志望(適性)も理科系だとして、「大学進学時に理科系の学部・学科に進むには、どういった進路を選択するとよりスムーズなのか?」--これが、今回のテーマである。

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