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次第に「大丈夫?」…なぜ、「話上手な人」は胡散臭く感じるのか (1/4ページ)

 妙に話がうまい人がいる。信用できるかどうか判断しにくい相手を見破る術を、パフォーマンス学の第一人者、佐藤綾子さんが教えます。

 口先だけの「一見いい人」は、30分あればボロが出る

 口数が少なくて好かれる・嫌われる人がいる一方、誰に対してもペラペラと話す口数が多い人、いわゆる「話上手」な人は、果たして愛される人になりうるのだろうか。

 「話すのが苦手なアンチ言語表現系に対し、話が得意な人を『言語表現系』としました。言語表現系の人は、自分中心に話すことが多く、自分自身の自己実現欲求は満足させているけれど、相手の自己実現欲求を満たせていないタイプが多い」と、パフォーマンス学博士の佐藤綾子さん。

 たとえば、成績のよい営業パーソンほど口数が多いかというと、必ずしもそうではないという。

 「話好きの営業パーソンは、自分が話したくてうずうずしているもの。相手にも話すタイミングを適度に渡してあげないと、相手は『自分も話したい』という欲求を満たせず、不満だけが残ります。結果、この営業パーソンからは買いたくない、イヤな人だと毛嫌いされてしまう」

 では、言葉での表現が上手で、しかも相手の欲求を満たすのがうまい人はどうだろうか。

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