「35歳限界説」の定説希薄に 転職成功者の年齢、10年前より3歳上昇

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 パーソルキャリア(東京都千代田区)は、2017年7~12月の間に転職サービス「DODA(デューダ)」を利用した約15万人の転職動向をまとめた。

 それによると転職に成功した人の平均年齢は32.1歳で17年上半期と同様の結果になったが、10年前の07年下半期に比べると3歳上昇していることが分かった。

 年齢別の内訳をみると、上半期同様にミドル層の健闘が目立っている。具体的には35~39歳が10年前に比べ5.1ポイント上昇の13.1%、40歳以上は12.6ポイント増の15.5%だった。

 一昔前までは、35歳以上になると転職が難しくなる「35歳限界説」があったが、こうした“常識”は希薄になりつつあるようだ。

 その理由の一つについて、DODAの大浦征也編集長は「10年前には存在しなかった技術や企業構造の急速な変化により、経験に基づいた実績重視の即戦力採用や、管理職経験の有無にとらわれないミドル層の採用など、従来の採用案件とは異なるケースが増えているため」と指摘している。

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