サボり、陰口、逆ギレ… 上司になめてかかる「地雷女」の見分け方 (1/5ページ)

 サボり、陰口、逆ギレ……。扱いに困る職場の“問題児”を放置すると、大被害に発展することもある。そのなかには「地雷女」と呼ばれるようなタイプがいる。見分け方と対処法を、経験豊富な専門家に聞いた--。

画像はイメージです(Getty Images)

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 ワガママ女の暴走を許すな

 「地雷女」という言葉を聞いたことはあるだろうか。一見、無害なふりをして潜んでいながら、ひとたび接し方を間違えると爆発し、周囲の人間に大きなダメージを与える女性の通称である。今回は、その中でも特に、職場に埋まっている「地雷女」について、発見法と被害の防ぎ方を考えていきたい。

 人材採用・育成のプロとして活躍するアチーブ人財育成社長の諌山敏明氏は、入社10年前後で28~32歳くらいのベテラン層に、地雷女が多発していると指摘する。

 「特に入社以来同じ仕事をルーティンでこなしている人に顕著な傾向です。担当業務がブラックボックス化していて、手の抜き方も知っている。その結果、頑張らずにできる仕事しかこなさなくなります」

 働く女性は、仕事の能力と意欲を軸に4タイプに分類でき、それぞれに対しての適切なマネジメント方法がある(図参照)。

 「仕事の能力はあるのに、意欲がない状態のベテランタイプに、地雷女が多く存在します。上司は、正し、諭していかなくてはなりません」(諌山氏)

 地雷女が仕事の手を抜いてしまう根本的な理由は「ラクしたい、責任から逃れたい」という気持ちがあるから。そのため「できません」「ムリです」などのネガティブな言葉が口癖になっているのが特徴だ。

上司をなめて、傍若無人化