国内有数のダイビングスポットとして知られる本州最南端の和歌山県串本町沖で、色とりどりに装飾されたクリスマスツリーが、水深約18メートルの海底に設置され「幻想的な写真が撮れる」と人気だ。「インスタ映え」が流行語にもなった今年、担当者はさらなるダイバー増加を期待している。26日まで。
ツリーは高さ約3メートルのプラスチック製で、流されないように土のうや釣り糸で固定されている。昨年から土のう袋を黒色にし、フラッシュの反射を抑えるなど写真映えを意識した工夫も。水温は20度ほどで、ウミウシの仲間などこのシーズンにしか見られない生き物も多い。
地元ダイビング業者で構成する「串本ダイビング事業組合」はツリー以外にも行事に合わせ、こいのぼりや七夕のササ飾りを設置している。組合の担当者は「サンタ衣装を持参して撮影もできる」とPRしている。