東大に合格するような賢い子は、親から「勉強しなさい」と言われなくても自ら机に向かう。なぜここまで違うのか。今回、東大生179人にアンケートをした結果、彼らの親の9割に共通した習慣があることがわかった。それこそが自ら勉強する子に育てる秘訣だったのだ。しかし、一般の親はそれができない。元凶のひとつは「スマートフォン」だ。どういうことか。詳しく解説しよう--。
「勉強しなさい」と言う代わりに親がした唯一の習慣とは?
「え、ウソ、そんな簡単なことだったのか!」
「たったそれだけ? それで子供が賢くなるの?」
まさに目からウロコだった。現在発売中の『プレジデントFamily2017秋号』では「東大生179人の小学生時代 『普通の子』が成績急上昇の秘密」と題した特集のトップで東京大学に通う学生にアンケートをしている。編集・取材した自分たちが言うのは誠におこがましいのだが、今回だけは言わせてほしい。この中身がめっぽう面白く、驚きに満ちたものなのだ。
東大生本人がどんな小学生時代を過ごしたかも興味深いのだが、それ以上に引き付けられるのは、「彼らの親がどんな人物か」がわかる部分だ。
今回のアンケートでは、東大生の親には共通した「1つの習慣」があることが明らかになった。それを親が実践すれば、たちまち「子供が自ら勉強する」という、日本中の子供を持つ大人が習得したいに違いない魔法の習慣だ。
さて、どんな習慣か。
親が子にわかりやすく勉強を教えてやることではない。褒めてやることでもない。教育費をかけて良い学校や塾に通わせることでもない。まったくお金もかからない。「え、本当に?」と、思わず疑いたくなるほど誰にでもカンタンにできることだった。