家族を大切にし、本当に必要なお付き合い以外は外食をしない方も多い。外食する場合は、相手にごちそうすることが当たり前です。その場合も洗面所に立つふりをして会計を済ませるなど、相手に気をつかわせないようスマートに支払う。店員が自分のところに請求書を持ってくるよう、あらかじめ打ち合わせることも多いようです。そういった気配りができる「行きつけの店」を持っていますし、それができないお店には二度と行かない。お金を払う価値がない相手とも二度と食事をしない。そのあたりの価値判断がシビアで厳しいのも富裕層ならではです。
公認会計士 平林亮子(ひらばやし・りょうこ)
1975年、千葉県生まれ。お茶の水女子大学在学中に公認会計士2次試験に合格。卒業後、大手監査法人を経て独立。現在は経営コンサルタントとして活躍しながら、大学やセミナーで講師を務める。著書に『お金が貯まる5つの習慣』(幻冬舎新書)などがある。
(公認会計士 平林 亮子 構成=大山弘子 撮影=坂本道浩 写真=PIXTA)(PRESIDENT Online)