優秀な新卒を「早く確保したい」 インターンで“内定”もらえる、本当か? (5/6ページ)


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 インターンシップと就職活動が一体化

 現在の動きを見てみましょう。2017年6月から、2019年度卒の新卒採用につながるインターンシップの告知が本格的にスタートしています。主要なインターンシップサイトに掲載されている企業数は、延べ1万3000社。前年の1.6倍になり、インターンシップを実施する企業は、さらに増加しています。

 「企業を探し、知り、人事と出会い、お互いを理解する」という意味でインターンシップと就職活動が同じ意味になっています。もちろん人気、大手企業のインターンシップの参加は狭き門となり、エントリーシートの提出や面接といった選考があります。今や大学3年生、大学院1年生の夏から就職活動が始まるといっても過言ではありません。

 新卒採用は後ろ倒しになったはずなのですが、実質的な活動の時期は変わってないどころか、早まっているとも言えるのです。当然早くから活動する学生の方が人事との出会いや会社や仕事を理解する機会が増えるので就活も優位になりますが、ただ無目的にインターンシップをしても意味がなく、就職活動が長期化になるだけです。

 重要なのは「いかに社会を知るか」

 以上を踏まえて、私がこれから就職活動を始める学生にアドバイスしたいことは、2つあります。つきなみですが、「目の前のことに一生懸命に取り組む」ことと、「社会を知る」ことです。

インターンシップは、社会を知る一つの手段

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