「買ったほうが得」は危険 7500万円のタワマンを買う共働き夫婦の末路 (3/4ページ)


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  • 『マイホーム価値革命-2022年、「不動産」の常識が変わる』牧野知弘著(NHK出版刊)

 しかし、なぜ家を買う必要があるのでしょうか。奥さまはこう言います。

 「このタワーマンションが完成する2年後には、上の子が小学校でしょ。今の家は2LDKといっても部屋は狭いし、子ども部屋が欲しいですよね。幸いこのタワーマンションの建つエリアには保育園も併設されるみたいなので、子どもを預けてすぐに会社へ向かえるのもいいですよね」

 「物件を売って儲かるかもしれない」

 やはりお子さんのことが第一のようです。保育園不足が社会問題となる現在、特に近くに保育園ができることが決め手となったのでしょう。しかし、気になるのは何といっても35年もの長期間にわたる住宅ローンです。大丈夫ですか、と私が聞くと、奥さんは次のように言いました。

 「ええ、たしかにローンは長いですね。35年だと60歳を過ぎるので、退職時にもローンが少し残る計算ですが、年齢が上がれば給料は増えるだろうし、残ったら退職金で返してしまえばいいかなと思いました。これからも生活費は切り詰めて、貯金ができたらその都度、期限前返済をしていけば、なんとかなると思っています」

 なるほど、もっともな理由です。続いて旦那さん。

 「僕も人生、住宅ローンに縛られるのはちょっとどうかなとは思っていますが、家族のためですし。それにローンを支払っていけば、いずれ家は自分のものになるわけでしょう。湾岸部のこの場所は、2020年の東京オリンピック以降も発展すると聞きました。欲しい人が増えて人気のエリアになれば、途中で物件を売って儲かるかもしれないじゃないですか。ま、それもありかなと思っているんです」

 「マイホーム」の典型的な発想

 旦那さんはどうやら「投資」としても考えているようです。最後に、家を買わなければならない理由をあらためて聞くと、奥さまはこう答えました。

驚きを禁じえなかった夫婦2人の会話

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