【江藤詩文の世界鉄道旅】ピラトゥス鉄道(4)駅売りの“軽食”は、ボリューム満点のソーセージ! (1/2ページ)

2015.10.4 18:00

「野菜か、パスタか」と問われたとき、何となく予感がして「野菜」と答えて正解。パスタはこの倍量が提供されていた

「野菜か、パスタか」と問われたとき、何となく予感がして「野菜」と答えて正解。パスタはこの倍量が提供されていた【拡大】

  • まもなく山頂駅に到着するピラトゥス鉄道
  • 打ちっぱなしのコンクリートに、伝説の龍のモチーフが妖しく光る、おしゃれなデザインの山頂駅ホーム
  • 展望テラス。デッキチェアーが置かれていて、のんびり昼寝をしている人たちもいた
  • さすが世界最急勾配。ほとんど山にへばりつくようにしながら、急斜面を行き来する。その先には息をのむようなパノラマが広がっている
  • この日はほんとうに空を飛ぶのにいい日だったらしく、いくつものカラフルなパラグライダーが、眼下にピラトゥス鉄道を眺めながら、ふわりふわりと宙に浮かんでいた

 私が購入した「ピラトゥス鉄道」の周遊乗車券には、スナック・クーポンがついていた。窓口の女性いわく、山頂駅で“簡単な”おやつとワンドリンクがサービスされるという。そう。ここはルツェルンっ子が気軽にランチしたり、午後からお茶をしに行くような“標高2000メートル級”の山なのだ。

 山頂の駅舎兼ホテル兼レストランのテラスでは、絶好のハイキング日和とあって、老若男女を問わずたくさんのルツェルンっ子が日光浴を楽しんでいた。時刻は午後3時。日の長い夏のヨーロッパ。まだまだ上ってくる人もいれば、ランチを終えてそろそろ下山する人もいて、席はほどよく入れ替わり、クーポンを見せると、ひとりなのに6人がけの広々としたテーブル席に案内された。

 ここはスイス-ドイツ語圏で(スイスには4つの国語がある)、メニューを読み解けない私は「もっとも軽いスナック」をお願いした。で、出されたのが写真のひと皿。フォークを突き指すと、プツッと小気味いい音を立てるほどパリッと皮の張ったソーセージは、そのままではずっしりと持ち重りするほどだ。

空を飛ぶために乗車したほろ酔いおじいさん

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