2014.12.21 17:08
【松岡賢治のマネーtab】
2014年11月から、ファミリーマートは、店内に「ゆうちょATM」の設置をスタートした。ゆうちょATMとは、もちろん、ゆうちょ銀行のATMのこと。首都圏および関西圏、近畿圏に存在する約500店舗が対象で、来年2015年3月までに設置を終える予定だという。
これまで、ファミリーマート店内にあるATMとしては、「イーネット」と「アットバンク」の2種類があった。このうち、アットバンクは、旧・am/pmに設置されていた三井住友銀行のATMのコンビニATMの名称であり、現在の設置台数は少ない。基本的には、イーネットがほとんどを占めている。ゆうちょATMの500台という数字は、イーネットに次ぐ規模となる見通しだ。
したがって、ファミリーマートには、3種類のATMが存在することになる。これは、足下のコンビニATMの流れには逆行しているといえよう。ローソンは、基本的にはローソンATMに一本化されている。セブン-イレブンは、セブン銀行のATMだ。そして、ミニストップは、イーネットのATMからイオン銀行のATMへの切り替えを進めており、最終的にはイオン銀行のATMに集約される予定となっている。