【糖尿病でも安心“正しい”熱中症対策を】(3-2) (1/3ページ)

2014.6.20 05:00

猛暑日になった京都市内では「逃げ水」現象も見られた。糖尿病に限らず血圧でも脂質でも持病がある人は、特に十分な熱中症対策が必要だ=1日、京都市東山区

猛暑日になった京都市内では「逃げ水」現象も見られた。糖尿病に限らず血圧でも脂質でも持病がある人は、特に十分な熱中症対策が必要だ=1日、京都市東山区【拡大】

 □日本生活習慣病予防協会理事長・池田義雄氏

 ■代謝が低下 熱中症にかかりやすい?

 今年も熱中症に関する報道が増えてきた。夏場の外出などでは、こまめな水分補給が欠かせない。しかし、スポーツドリンクなどには糖分を多量に含むものも多く、糖尿病患者の場合は注意が必要だ。日本人の生活習慣病に関わってきた日本生活習慣予防協会理事長の池田義雄氏に“正しい熱中症対策”などについて聞いた。

                   ◇

 --日本の糖尿病の実情が2012年の「国民健康・栄養調査」の中で明らかになりました。約2050万人が糖尿病もしくはその予備群という結果がでています

 「血圧、脂質異常、診断基準のレベルによりますが、それぞれの学会が示している診断基準に該当する患者数はやはり高血圧が一番多い。脂質異常、糖尿病これが三大疾患でいずれもメタボが関わっています。00年前後と比べると3倍ほど増えています。ただ今回の調査では糖尿病の予備群が減りましたね」

 --なぜでしょうか?

 「人口構成がだんだん高齢化にシフトしてきているので、予備群が占める人口が少し減っているのかもしれません。30代から50代のいわゆる中年層に予備群該当者が多いと思われますので人口動態との絡みがあるのでしょう。それともう一つは特定健診が始まって6年、生活習慣病に気をつけようという、国民的なコンセンサスが少し良い方向になっているのかもしれません」

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