「夢」と向き合う絵本 水野敬也さん作、鉄拳さんとコラボ (1/2ページ)

2014.4.19 14:55

「僕の本は本当は『卒業』してもらうのがベストなんです」と話す水野敬也さん

「僕の本は本当は『卒業』してもらうのがベストなんです」と話す水野敬也さん【拡大】

  • 『それでも僕は夢を見る』から。主人公の「僕」はある時、「夢」を捨てる決心をする

 ■釣り合わない才能と欲望…そのひずみを埋めたい

 『夢をかなえるゾウ』『人生はニャンとかなる!』などのベストセラーを生んできたクリエーターの水野敬也さん(37)がパラパラ漫画で人気のお笑い芸人、鉄拳さん(41)とタッグを組んだ絵本『それでも僕は夢を見る』(文響社)を刊行した。誰もが人生のどこかで夢を見つけてかなえ、あるいはあきらめ、捨てる-。シンプルで短いストーリーだが、「夢との向き合い方」を伝える力強いメッセージが込められている。(戸谷真美)

 主人公の「僕」は第1志望の学校に入れず、好きな女性にも振り向いてもらえない。希望した仕事にも就けなかった。そんな彼を「夢」はずっと励まし続ける。だが、ついに彼は夢の存在に疲れ、夢を捨ててしまう。僕と、その人生に併走する夢を鉄拳さんがユーモラスに温かく描く。

 水野さんは「僕は夢を持つって苦しいな、とずっと思ってきた」という。「夢って恋愛に近い。人を好きになった瞬間、振られるか、うまくいくかの二択を突きつけられる。けれど、うまくいくことはほとんどなくて、傷つくことの方がずっと多い。こんなにしんどいのに、何でやるんだろうと自分でも疑問だった」

本当は女の子と遊びたかったのに、仕方なくゲームセンターに…

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