現代を「読み抜く」10の視点
「今日の日本について骨太に把握する鍵は、世界史の中にある」-。著者の出口治明さんは、日本で初めて独立系生命保険会社、ライフネット生命保険を立ち上げた、同社会長兼CEO(最高経営責任者)。大の歴史好き、読書好き、旅好きで、読んだ歴史書は5千冊を超え、訪れた都市は1千以上。母校の京都大学で「グローバル・リテラシー」の歴史講義を受け持ったこともあり、歴史の知識・見識の深さは一目置かれています。
今、ビジネスの現場では「世界のあちらこちらで日本の文化や歴史について問われたり、時の政府の行動や見解について問われることは、日常的に」なっています。本書は、人類5千年の歴史から、ビジネスリーダーである出口さんが、読んで、観(み)て、訪ねて、腹に落ち、インプット・アウトプットして得た10の視点で、現代を読み抜きます。