□オーセンティックワークス代表取締役・中土井僚氏
■自らの経験を元に、実践手法紹介
「社長と副社長の距離は、副社長と社用車の運転手よりも遠い」「自分のような人材がもう一人いたら…」「どうして言われたことしかできず、目先のことしか考えられないのか。視座が低すぎる」
こうした人と組織の悩みは、IT(情報技術)をはじめとした技術革新がどれだけ進もうとも、まるで永続的な問題であるかのように存在し続けています。
これらが根本的に解決できないのは、そもそも完全に見落とされた領域があるからだとマサチューセッツ工科大学上級講師であるオットーシャーマー博士は喝破しています。
戦略コンサルティングファームであるマッキンゼー&カンパニーと彼の共同研究によって、約130人のリーダーに対するインタビューからU理論は生まれました。
これまでブラックボックスになっていたリーダーシップ、クリエイティビティ、イノベーションの源泉となる人の意識や行動の変容の原理が理論として体系化されたことで、欧米をはじめインド、東南アジア、南アフリカといった地域においてまで実践事例が存在しており世界中で脚光を浴びています。