【著者は語る】作家・童門冬二氏 「50歳からの勉強法」 (2/2ページ)

2013.12.21 05:00

 そして「孤独を覚悟する」ということも重要ではないかと思います。つまり50歳から学ぶ素材・対象は自分のなかにあるということなのです。いままで蓄えた自身の鉱脈を掘る(自分に学ぶ)ことが結果的に、後人のために何かを残すことにつながるかもしれません。それゆえにルーマニアの作家、コンスタンチン・ゲオルギュの「喩(たと)え世界の終末が明日であろうとも、私は今日、リンゴの木を植える」という言葉を私は座右の銘としているのです。(1680円 サンマーク出版)

                   ◇

【プロフィル】童門冬二

 どうもん・ふゆじ 1927年東京生まれ。特攻隊に志願するが翌年終戦。戦後、東京都庁に勤務。60年に第43回芥川賞候補となる。79年美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去る。50歳を過ぎて作家活動に専念し、ベストセラー『小説 上杉鷹山』など、歴史上の人物にその経験を重ね合わせ、人事管理や組織運営のあり方を叙述する数々の傑作を執筆。勲三等瑞宝章受章。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!