■自分の選択で絶望は希望に変わる
僕がこの本で伝えたいことはたった2つのことです。それは「絶望と希望は同時に存在する」ということ。そして「自分の選択次第で絶望は希望に変わり、また、希望は絶望に変わる」ということです。
僕らは今、無数の選択肢のある時代を生きていますが、その半面で、ほとんどと言っていいほど多くの人が、常識という名のおりの中で自分の可能性を殺して生きています。
例えば、これが100年前なら、生まれながらの身分や能力によって、人生を運命付けられていたかもしれません。しかし今の時代はどうでしょう?誰もが平等と言っていいほどの可能性を持っています。
もちろん、世界中の国々ではまだまだ格差は大きいですが、日本人であれば誰もがスマホからインターネットにアクセスでき、自由にものが買え、自由に発言することができます。
僕はこんな「自由な国」の「自由な時代」に生まれながらも、事故で「不自由な体」となりました。体の7割以上がまひしているので、日常生活すら1人ではままなりません。しかし、不自由な体であっても、可能性は無限に広がっていて、自分の選択次第で「自由な人生」を生きることができるのです。